社会人になると本が読めなくなる理由とその対策法|読書習慣を取り戻そう

こんにちは。福岡県久留米市の公認会計士・税理士 豊岡春樹です。

現代社会において、社会人になると「本を読む時間がない」と感じる人が増えています。

実際、文化庁の世論調査によると社会人の約60%が1ヶ月で一冊も本を読まないという結果が出ています。

本記事では、なぜ社会人になると本を読む時間が減ってしまうのか、その理由と対策を解説しながら、読書の重要性についても触れていきます。

なぜ社会人は本を読まなくなるのか?

社会人になると、学生時代とは生活が一変し、読書の時間が減ってしまうのも無理はありません。

主な原因として、以下のような点が挙げられます。

1. 時間的制約

  • 長時間労働による疲労
  • 通勤時間の増加
  • 家事や育児との両立

2. スマートフォンの誘惑

  • 手軽に情報が得られるSNS
  • 短い空き時間での動画視聴
  • ゲームやエンターテインメントコンテンツの充実

3. 集中力の低下

  • 仕事でのストレス
  • デジタル機器による脳の疲労
  • 情報過多による注意力の分散

本を読むことの重要性

読書がもたらすメリット

  1. ストレス軽減効果
    • 読書は6分間で68%のストレス軽減効果があるという研究結果(イギリスのサセックス大学の研究結果)
    • 睡眠の質の向上
  2. デジタルデトックス
    • ブルーライトからの解放
    • 集中力の回復
    • 目の疲れの軽減
  1. キャリア形成への貢献
    • 専門知識の習得
    • 論理的思考力の向上
    • 語彙力・表現力の強化

7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィーも、「知識は成功の礎であり、読書はそのための最も強力な手段だ」と述べています。

社会人のための効果的な読書習慣の作り方

1. 小さな目標から始める

  • 1日10ページから
  • 就寝前の10分読書

「よし!明日から毎日2時間読書するぞ!」と意気込んでも、長続きしないことが多いです。
まずは、「1日10分、寝る前にベッドで本を読む」など、無理なく続けられる目標を設定しましょう。

2. 環境づくり

  • 本を携帯する
  • 電子書籍の活用
  • 読書専用の時間・場所の確保

「読書をする時間がない」と感じている人は、通勤時間や待ち時間などの隙間時間を活用しましょう。
電子書籍リーダーやスマホアプリを活用するのもおすすめです。
私はKindleを持ち歩いています。

3. 興味のある本から読む

  • 好きな本から手に取る
  • 評価の良い本を調べて読む

「ビジネス書を読まなきゃ…」と、義務感で難しい本を選ぶ必要はありません。
最初は、小説、エッセイ、漫画など、自分が楽しめる本を選びましょう。

まとめ

社会人の読書離れは、現代社会が抱える様々な要因が絡み合って生じています。

しかし、読書には計り知れない価値があり、キャリア形成や個人の成長に欠かせません。

まずは無理のない範囲で、少しずつ読書習慣を取り戻していきましょう。

それは必ず、あなたの人生における大きな財産となるはずです。

投稿者プロフィール

豊岡 春樹
豊岡 春樹