【研究に学ぶ】人生の幸福度を劇的に高める「時間の使い方」
こんにちは!福岡県久留米市の公認会計士・税理士、豊岡春樹です!
今回は、アウトプットも兼ねて、
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)アンダーソン経営大学院のキャシー・ホームズ教授の研究に基づき、私たちの幸福度を最大化するための科学的な「時間の使い方」についてご紹介します。
日々の時間をより豊かにし、人生とビジネスの充実度を高めるためのヒントとしてお役立てください。
参考:「人生が充実する」時間のつかい方 UCLAのMBA教授が教える“いつも時間に追われる自分”をやめるメソッド
1. 自由時間は「1日2時間~5時間」が最適解
「自由な時間は、あればあるほど幸せになれる」 多くの人がそう信じて早期リタイアや完全な自由を目指します(私もそう思っていた時期がありました)。
しかし、研究結果が示す事実は私たちの直感とは少し異なっているようです。
結論から言うと、人が最も幸せを感じる自由時間は「1日に2時間から5時間」でした。
自由時間が少なすぎても、多すぎても、人の幸福度は下がってしまうのです。
自由時間が2時間未満の場合
「アメリカの調査」によると、自由な時間が1日2時間に満たない人々は、人生の満足度が著しく低い傾向にありました。
多忙によるストレスで精神的に疲弊し、食事や運動に気を配る余裕もなくなり、心身の健康を損なってしまうからです。
自由時間が5時間以上の場合
意外なことに、自由時間が5時間を超えると、人はかえって幸福度が下がり始めます。
人間には「生産的な一日を過ごしたい」という根源的な欲求があるためです。
多くの人は、ただぼんやりと過ごすことに無意識の嫌悪感を抱いています。
「仕事」や「役割」こそが、私たちの一日に生産性という価値を与えてくれる重要な要素ということでした。
重要なのは、時間を無尽蔵に求めることではなく、「忙しすぎず、暇すぎない」という絶妙なバランスを見つけることですね。

2. 幸福度を下げる「3つの時間」を減らす
幸福度を高める方法と同じくらい重要なのが、幸福度を下げてしまう時間を知ることです。
日常生活から意識的に減らしていくべき時間が3つあります。
- 孤独な時間 人は本質的に、他者との繋がりの中で幸せを感じる社会的動物です。ハーバード大学などの研究によれば、慢性的な孤独感は健康リスクを高めるという結果も出ています。
- やらされ仕事の時間 「誰かに指示された」「嫌々やらなければならない」と感じる作業に費やす時間は、幸福度を下げます。人間には「自分で選びたい」という強い心理的欲求があるからです。
- 無意味だと感じる時間 中身のない会議、目的のないSNSのスクロールなど、「時間の無駄だ」と感じる時間は精神を蝕みます。これは前述の「生産性のある1日を送りたい」という欲求と深く関連しています。
具体的な対策:時間を「買う」という投資
これらの不幸な時間を減らすために有効なのが、「時間を買う」という考え方です。
家事代行サービスや便利な家電、あるいはビジネスにおける事務作業のアウトソーシング(外注)にお金を使うことは、単なる浪費ではなく幸福への賢明な投資です。
金銭的な余裕がない場合でも、「通勤中に学習音声を聞く」といったように、義務的な時間とやりたいことを掛け合わせる工夫も有効です。
私も家電で言えば、ルンバやドラム式洗濯機、調理ポット等惜しみなく投資しています。
初期投資額はそれなりにしますが、本当に楽になるのでおすすめです!
※余談ですが、ルンバの名称は「はちわれ」と名付けています。妻が名付け親です(苦笑)。
ルンバはたまに変なところに行くのですが、そのたびに「はちわれそこじゃないよ!!」と言ったりして、あだ名をつけると行動自体も可愛くなり面白いです(笑)
その他にも散歩のときはポッドキャストやVoicy等を聞いて、健康に良い+学習という効率化も図っています!

3. 幸福度を高める「習慣」を取り入れる
どのような時間の使い方が幸福度を最大化してくれるのでしょうか。
研究によって明らかになった、効果的な習慣をご紹介します。
誰かと一緒に過ごす
親しい友人、家族、信頼できるビジネスパートナーと過ごす時間は、幸福度を高める最善の方法です。
ある研究では、幸せを感じていた時間のほとんどに「誰かと一緒に過ごしていた」という共通点が見られました。
外に出る
天候や活動内容にかかわらず、ただ「外に出る」だけで、私たちの気分は上がり、幸福度は高まります。
現代人は1日の大半を室内で過ごしています。
そのため、運動するならジムより公園で、食事や打ち合わせをするならテラス席で等。
ほんの少しの意識が、心の状態を大きく変えます。
何かに没頭する
心理学でいう「フロー状態」、つまり時間の感覚を忘れるほど何かに深く集中している状態です。
これは仕事、趣味、スポーツなど、自分のスキルを活かせる活動中に起こりやすくなります。
スマートフォンの通知を切り、集中できる環境を意図的に作り出しましょう。

4. 仕事の満足度は「目的」と「仲間」で決まる
人生の大半を占める仕事の時間。
この時間をいかに充実させるかが、人生全体の幸福度を左右します。
研究によると、仕事の満足度を決めるのは給料の多寡だけではありませんでした。
- お金以上の目的を持つ 仕事の目的が「お金を稼ぐこと」だけだと、人生の満足度は上がりにくいことが分かっています。
「誰かの役に立っている」「顧客の課題を解決している」という貢献感が、仕事に深い充実感とモチベーションをもたらします。 - 職場に「仲間」を作る 職場に親友と呼べる人がいる場合、そうでない人に比べて仕事への熱意が7倍も高いという調査結果があります。
経営者であっても、孤独に戦うのではなく、信頼できるアドバイザーや仲間を持つことは、日々の業務を楽しく、意味のあるものに変えてくれます。
5. 「残された時間」を可視化して慣れを防ぐ
どんなに素晴らしい経験も、繰り返すうちに感動が薄れる「慣れ」が生じます。
この慣れを乗り越え、日々の幸せを新鮮に感じ続けるための強力な方法が、「自分に残された時間を意識すること」です。
「大切な家族と、あと何回旅行に行けるだろうか」 「今の情熱的な仕事に、あと何年没頭できるだろうか」
あらゆる経験に「残り回数」という視点を持つと、当たり前だと思っていた日常が、二度とないかけがえのない瞬間に変わります。
人生には限りがあるという事実を直視することこそが、今この瞬間の時間を大切にするための鍵なのです。
まとめ
今回ご紹介した5つの事項のまとめです。
- 最適な自由時間は1日2~5時間。
- 「孤独」「やらされ仕事」「無意味な活動」を減らす。
- 「誰かと過ごす」「外に出る」「没頭する」時間を増やす。
- 仕事の満足度は「目的」と「仲間」で決まる。
- 「残された時間」を意識して、今を大切にする。

私も来年は30歳になる年です。残された時間を意識すると思ったより少ないと感じるので、今を大切に生きていきます!
投稿者プロフィール

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久留米市の若手公認会計士・税理士です!
freee会計を活用し、中小法人・スモールビジネスの記帳や確定申告の負担を軽減し、本業に専念できる環境づくりを支援しています。
創作活動に励む漫画家・同人作家の方からのご相談も多数いただいており、柔軟かつ丁寧な対応を心がけています。
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